現金書留封筒は2つのサイズがあり、最新の料金体系と祝儀袋とのサイズ比較を詳しく解説します。
現金の送り方として一般的な「現金書留郵便」をご紹介。私の家庭でも最近、特別な場面でこの方法を採用しました。
封筒選びは非常に重要です。一般的に長3封筒と比較されますが、その正確なサイズについては、郵便局のウェブサイトでは情報が不足していることが多いです。この記事では、実際に測定した現金封筒のサイズを具体的に紹介し、役立つ情報をお届けします。
現金書留封筒のサイズと購入情報
現金書留用封筒は、大型と小型の2種類があり、いずれも税込21円で2023年10月時点で販売されています。70年ぶりに更新されたこれらの封筒は、以前の複雑な二重構造から耐久性の高い単層構造に変更されました。
封筒の色は深い茶色で、宛先欄は以前より広くなりました。価格は変わらず、封をする際に必要な割印は2か所のみです。古いタイプの封筒も引き続き使用できます。
標準サイズ(定形)
リニューアルされた標準サイズの現金封筒は、従来の二重内袋から単層に変更され、印刷された水引が付いた祝儀袋や不祝儀袋がきちんと収まるようになりました。
内容物が厚いと入りにくくなるため、封筒にはマチがなく、厚さの限界は1cmです。A4サイズを三つ折りにしたものは収まらないため、より大きな物を送る場合は大型サイズの封筒が必要です。
【現金書留封筒(標準サイズ/定形)仕様】
外寸:約119mm × 約197mm
重さ:約4g(簡易測定)
中見出し:大型サイズ(定形外)
大型サイズの現金書留封筒は標準サイズと同じ21円で、豪華な水引付きの大きな祝儀袋も余裕で収納可能です。郵便料金は定形外となります。
A4サイズを三つ折りにしたものがギリギリ収まる場合もありますが、厚みによっては難しいこともあるので注意が必要です。
【現金書留封筒(大型サイズ/定形外)仕様】
外寸:約142mm × 約215mm
重さ:約6g(簡易測定)
大見出し:現金封筒の購入先は?
現金を郵送する際には、専用の「現金封筒」が必要です。これらは郵便局のカウンターでのみ販売されており、100円ショップやコンビニエンスストア、文房具店では取り扱っていません。旧タイプやカーボンコピー式の古い現金封筒もまだ使えます。
法律で、宅急便やレターパックなど他の配送方法での現金送付は禁止されています。
現金書留の料金について
現金書留を利用する場合、手数料、郵便料金、封筒代が必要です。
現金書留手数料
2023年10月以降の料金体系では、1万円まで480円、その後は5千円ごとに11円が加算されます。たとえば、3万円送る場合の手数料は524円、上限が50万円の場合は1,558円となります。
料金改定のお知らせ
2023年10月1日から、基本手数料が435円から480円に、加算額が10円から11円に改定されました。
郵便料金
郵便物の料金は重量に基づいて設定されており、定形郵便物は厚さが1cmまでです。1万円札の重さは約1.05gとされています。
料金例
例①:1万円を現金書留で送る場合(定形25g)
・封筒代:21円
・定形郵便料金:84円
・現金書留手数料:480円
合計:585円
例②:50万円を現金書留で送る場合(定形外100g)
・封筒代:21円
・定形外郵便料金:140円
・現金書留手数料:1,558円
合計:1,719円
これらの情報を参考にして、現金書留の送付計画を立ててください。
現金書留の送金限度額と受付方法
最高50万円まで送金が可能です
現金書留で送ることができる最大金額は50万円です。この金額を超えて送りたい場合には、追加で現金書留を利用する必要があります。
郵便局の窓口での手続きが必須
現金を郵便ポストに投入することは禁止されています。送金を行う際には、封入する金額を明確に申告し、直接郵便局の窓口で職員に渡してください。
封をする際は割印が必要です
現金書留を安全に送るため、割印を押すことが必須です。認印やシャチハタ印でも構いませんし、印鑑がない場合は署名での対応も可能です。
現金書留の控えはデジタル化されています
現金書留の控えは、現在レシート形式で発行され、依頼主と受取人の情報は封筒をスキャンして画像で印刷されます。かつてはカーボン紙が使用されていましたが、今は以下の情報が控えに記載されます:
A:依頼主の住所、氏名、電話番号
B:宛先の住所、氏名、電話番号
C:送る金額(賠償額)
まとめ
この記事では、70年ぶりにリニューアルされた現金書留封筒を実際に購入し、そのサイズと特徴を写真とともに紹介しました。現金封筒は小型と大型の二つのサイズで提供されており、これらは郵便局の窓口でのみ購入可能です。現金書留の送付には封筒代、郵便料金、手数料が必要であり、直接郵便局の窓口から送る必要があること、また送金可能な上限額が50万円であることを詳しく説明しました。
お祝いや香典を送る際にもこれらの情報が役立ちます。もし標準の大型封筒で足りない場合は、他の手段でも現金書留を利用できることがありますので、詳細は郵便局の窓口で確認してください。